「事業の計画を立てる時は自分の都合や思惑だけでスケジュールを考えていては、うまくいきません。お客さんがお店に入って来ても、今日は見に来ただけという事が、頻繁にあるように、相手が会社や組織である場合は商談が決まるまでの時間を考慮に入れて予定を立てる必要があります。」

・事業のスケジュールを考える時に大事な事は、自分や自社の都合だけで考えてスケジュールを計画するのではなく、取引先の都合も考えます。

・こちらは自分一人のスモールビジネスですから、社内会議も稟議もありません。少し頑張れば何とか前倒しに仕事を終える事も可能です。しかし、取引先は、大きくなればなるほど、何かを決めて動き出すのに時間がかかります。

自社だけで完結しないビジネスの場合は取引先の検討時間、決定までの時間を考慮に入れて、こちらの段取りを考えます。

・また、相手の進捗のスピードがどの位になりそうか判断するには、担当者のポジションを考慮するのも一つの方法です。社内で力のあるポジションの人と直接交渉すれば、比較的早めに可否が判明したり、結論が出ますが、一営業マンや事業部の役職のないスタッフなどの場合は幾つもの上司の了解を通過する必要があるのが自然です。

通常、交渉の場で、相手は「私が全権を任されている」という態度であなたに臨みがちですが、それを信じてはいけません。「社内調整に時間がかかっていて」という報告と、「粘ったのですが、社長のゴーサインが出ませんでした。すいません。」となる事はよくある事です。

・もちろん、あなたが交渉している相手が、事業部の最高責任者であったり、社長の場合は比較的早く進むと考えてよいでしょう。
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