「健康で起業するなら、それに越した事はありません。でも持病があるから、病弱だから起業は無理という事ではありません。自分の体調や健康状態に合わせて出来る起業の方法もあるはずです。何といっても勤務時間や休業日は自分で決められるのです。」

・「体が資本」というビジネス格言を否定するつもりはありません。しかし、十分、人生経験を積んできた本書の読者には、持病がある、足腰が痛い、血圧が高いといった何等かの健康に不安がある場合が多いはずです。
もし、その様な不安を抱えていても、あなた自身が始めるスモールビジネスでは大きな障害にはなりません。

なぜなら、人の下で働くわけではなく、指示される事はないわけです。
自分の体と相談しながら事業を進める方法、働き方を考えればいいわけです。

・考え方は様々です。足腰が悪く外へ出歩けないので、インターネットで商売する。逆に足腰が弱いので、歩く機会を増やすために散歩替わりと思って訪問販売をする。訪問販売というと若い人の仕事、厳しい仕事という感じを受けますが、自分のペースで回って、疲れたら帰るという事も出来るわけです
。一般的な仕事に対するイメージを引きずる必要はありません。むしろ、ずっと自宅の仕事場で引きこもっているよりも、健康状態が改善すると考えられます。

・また、そうは言っても、出歩くのは厳しいという事であれば、自分は商品の製作だけに集中して、営業を他の誰かや、事業者に委託する事で、自分は生産者もしくは卸しのポジションに徹するという方法もあります。

いずれにせよ、何が出来て、何が出来ないかは自分が一番理解しているはずですから、続けられる方法を考えれば、健康の要素はそれほど大きな問題とはならないはずです。
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